BBC #11: Cryptocurrencies
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BBC learning English
BBCが制作しているアップツーデイトなトッピクを本物の英語で語る英語学習用の番組。自然な日本語の訳をつけることで今まで使えなかった高度な学習ツールが利用できるようになりました。大学受験、英語資格試験、自由作文対策に最適。
6 minutes English
たった6分で最新の話題を専門家の見解を交えて二人の英国人パーsバリティーが語り合う中身の濃い、しかもクイズあり、言葉の解説ありの超人気プログラムに日本語訳をつけ日本の学習者にも利用可能としました。大学受験、英語資格試験、自由作文対策に最適。
テーマ: Cryptocurrencies
日本語大意
大学受験、TOEIC、TOEFL、英検、英語資格試験対策にも役立つ。アップデイトな話題で、
英語読解、自由作文の背景知識、素材が身に着く。
日本語大意
Catherine
皆さん今日は。6Minute Englishの時間です。私は、Catherineです。
Sam
Samです。
Catherine
さて、Sam、仮想通貨について何を知っていますか。
Sam
この言葉は、コンピューター情報やシステムを守る高度なソフトに関連したcryptographyという言葉のcryptoと通貨を示すmoneyを組み合わせたものですね。ですから、cryptocurrencyといのは、端的に言うと、code moneyのことです。普通、お金って言うと、紙幣や硬貨を思い浮かべると思うんですが、cryptocurrencyは物理的に存在する通貨ではないわけです。純粋に数的な桁で表す情報であって銀行や政府によって管理されるのでなく、それを所有する人々と極めて複雑なコンピューターコードによって管理されている。一番よく知られているのはビットコインでしょう。
Catherine
あら、あなたは、cryptocurrencyについてよく知っているようね。実際、何にしても、このデジタル通貨には新しい参入者もいて、フェイスブックが独自のデジタル通貨を始めると発表しました。Libraというのが呼び名のようです。引き続き番組ではこの話題について掘り下げていきますが、まずはクイズです。さて、Sam、あなたは、ビットコインがよく知られた仮想通貨であると言いました。実際、これがはじめての仮想通貨だったわけです。いつビットコインは、造られたのでしょう。それは、
a) 2008年
b)2009年あるいは
c)2010年
だったでしょうか。
Sam
2010年にするわ。
Catherine
いいわ。さて、あとで答えをだすことにしましょう。さあ、Jemima Kellyは、金融ジャーナリストです。彼女は、BBCのラジオ番組Money Box Liveに出演し、Libraの計画について話しました。彼女の話では、これは、実際には仮想通貨ではない。というのも実際には、かなりの実際の通貨の裏付けがあるからです。ということで、彼女はどの通貨について話しているでしょうか。
Jemima Kelly
仮想通貨というのは、普通、上がり下がりが激しいことで評判の悪い仮想通貨市場の気まぐれな動きに左右されますが、Libraは、通貨バスケット、この場合、ドル、ポンド、ユーロそしてスイスフランによって裏付けられることで安定しているのです。
Sam
彼女の話では、ドル、ポンド、ユーロそしてスイスフランがLibraを裏付けている通貨ということでした。
Catherine
そして、この点が通常の仮想通貨と違っているわけですね。
Sam
そうです。仮想通貨は、通貨制度や他の通貨とは全く独立しているものなのです。
Catherine
このために、仮想通貨はリスクの高いものになるわけですね。
Sam
そうです。彼女は、仮想通貨は、volatile(乱高下する)ことで評判が悪いと述べています。Volatileなものは、急速に変わりうるのです。通貨ということになると、その価値が非常に短い間に大幅に上がったり、下がったりし得るということです。
Catherine
そして、実際過去に何度か起こっているので、悪名高い乱高下と形容されているのです。Notoriousであるものは、よく知られていたり、有名なのですが、好ましくない理由からなのです。ということで、volatileな形で、上がったり下がったりする通貨の価値は、好ましくないわけです。
Sam
もし、リスクを負う気があれば、お金をたくさん儲ける可能性がありますが、たくさんのお金を無くす可能性もあるわけです。投資したより多くのお金をですね。
Catherine
で、なぜ仮想通貨は、そんなにも価値が乱高下するの?
Sam
大部分の通貨は、許容できる範囲で安定しているものです。これは、乱高下するのとは正反対です。大部分のものは、短期間で大きく変化することはないのです。大きく変化することはあるが、通常、政府や銀行が乱高下を防ぐために通貨を管理するわけです。仮想通貨にはこうした管理がありません。Jemima Kellyが述べたように、仮想通貨市場のwhim(気まぐれ)のなすがままになるわけです。Whimというのは、予想できないあるいは不合理な意思決定や傾向のことです。例えていうなら、自動運転の車に乗っていて、それが崖から飛び出すという決定をするかもしれない。乗っていてスリルがあるかもしれないが、破局的な結末になるかもしれないわけです。
Catherine
その通り。さて番組の初めに尋ねた問題の答えを出す時間になりました。ビットコインは、最初に作られた仮想通貨ですが、造られたのはいつでしたか。それは、
a) 2008年
b)2009年
c)2010年
のどれだったでしょうか。
Sam
私は、2010年と言ったけど、自信無いわ。
Catherine
そして、あなたは、大外れ。正しい答えは、2009年です。今回はついてなかったわね。でも正しい答えを出した皆さんはおめでとうございます。さて、何にしても、今日の語彙の復習をしましょう。
Sam
まず最初に、cryptographyは、コンピューターのシステムや内容を守っておくコードのことです。
Catherine
通貨とは、特定の国で使われているお金です。例えば、英国では、ポンドが使われています。アメリカでは、ドル、ヨーロッパの多くの国の通貨はユーロです。
Sam
Cryptocurrencyとは、cryptographyとcurrencyを組み合わせたもので、政府や銀行と関連性のない安全なデジタル通貨に基づいた通貨制度を表すのに使われています。
Catherine
そして、subject to the whims ofという表現が出てきました。Whimというのは、予想できない意思決定の仕方で、それらにsubject toであるというのは、それをどうすることもできない、ということです。このwhimが導く通りの方向に行くしかないのです。
Sam
これは、仮想通貨の価値は、notoriously volatile(乱高下することで悪名が高い)ということですが、その価値が大きくしかも急激に上昇したり下降したりということがあったわけですね。それでは困るわけです。
Catherine
でも上がるんだったら良いかもしれないわ。
Sam
それはそうね。
Catherine
でも、もしあまりリスクを負いたくないのなら、持っている通貨の価値は乱高下しないほう、つまり、安定している方がいいわけで、その場合は、仮想通貨は、向いていないということになるかもしれません。
Sam
私達もsubject to the whim of the schedule(スケジュールのなすがままで)、この6 Minute Englishもお仕舞いの時間です。それでは御機嫌よう!
Catherine
御機嫌よう!
大学受験、TOEIC、TOEFL、英検、英語資格試験対策にも役立つ。アップデイトな話題で、英語読解、自由作文の背景知識、素材が身に着く。